言 葉 |
意 味 ・ 用 例 等 |
ナ |
な |
ナカガイリ |
吉原からの帰り途 「ナカ」は「仲の町」の略で吉原のあった場所 |
ナガシ |
湯屋で三助に背中を洗わせること |
ナガッチリ |
長居をする性質 ながじり |
ナガムシ |
蛇の忌み言葉 |
ナキヲミセル |
甚だしく苦痛な思いをさせる「奴は人になきをみせちゃ手を叩いてる」 |
ナクナス |
失う、 なくする 「知らない間に、財布をなくなしちゃった」 |
ナシ |
かたなし、面目を失う 「愚痴を言ってちゃ、俺がなしになる」 |
ナズク |
懐く(なつく) |
ナゾエ |
すじかい、はす、斜め、斜面 「なぞえに切る」 |
ナゼル |
撫でる |
ナツッコイ |
なついている様 |
ナットヤ |
納豆屋 |
ナミダッポイ |
涙もろい |
ナマッチロイ |
なまじろい、なんとなく白い。転じて、いやに白い。生っちろい。多く、顔 色についていう。比喩的に、未熟さやひ弱さの形容。 |
ナマフザケタ |
ふざけた 「なまふざけた真似をして後悔するな」 |
ナマヌルイ |
お湯などのぬるい事 |
ナラ |
それならば 「なら、いいじゃないか」 |
ナリ |
体、 服装 「そんななりをして出かけんのかよ」 |
ナリタケ |
なるたけ |
ナルッタケ |
なるたけ |
ナレッコ |
習慣、癖、 いつものこと 「なれっこになる」慣れきってしまっった事 |
ナンゾ |
など |
ナンタラ |
何という 「金持ちでも、質屋くずれの高利貸しが、なんたら様だ」 |
ナンダケノ |
なにほどの、後に否定が伴う 「なんだけのことじゃありゃあしません」 |
ナンデ |
何故、どうして 「なんだって」 |
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ニ |
に |
ニカタ |
「イタマエ」の下で煮物を受け持つ料理人 |
ニガッポッロイ |
奇妙な苦味を帯びた |
ニギリヤ |
けちな人 「シマリヤ」と同じ |
ニクタラカス |
くずれる程煮る、十分煮る 「ニクタレル」 |
ニクタラシー |
憎い |
ニサイ |
青年 |
ニタリヨッタリ |
同じようなもの 「にたりよったり、これはしたり」 |
ニチャニチャ |
脂などで粘つくようなクチャックチャした感じ |
ニツコラシー |
いかにも事実らしい 「につこらしー 嘘をいったって、直ぐばれる…」 |
ニヤッカシニスル |
気にする、 いじくる、 おもちゃにする |
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ヌ |
ぬ |
ヌリクル |
塗りつける |
ヌレショボタレル |
甚だしく濡れる |
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ネ |
ね |
ネ |
底の心 「ねは、ごく人がいい」 |
ネコジャラシ |
狗尾草(えのころぐさ)、 えのこぐさ イネ科の一年草、雑草 |
ネコソゲ |
すっかり、何もかも、ねこそぎ 「ねこそげ たべちゃった」 |
ネシナ |
寝る前、寝る際 「ねしなにあんまり食べないほうがいい」 |
ネジハチマキ |
ねじりはちまき |
ネショーガツ |
休みに寝て暮らす事 |
ネジクレ |
ひねくれる、ねじける「ねじくれた性格」 |
ネジジョーゴ |
酒の上の悪い人、 酔うと理屈をこねる人 |
ネソベル |
行儀悪く寝る、 横になる 「店先いねそべるんじゃないよ」 |
ネダンズケ |
価格表 |
ネツイ |
熱心な 「何でも、ものごにねついたちだから…」 |
ネッキリハッキリ |
これっきり(多摩地方の方言) |
ネッコ |
根 |
ネネサマ |
あかんぼ(比喩的に) 「ネンネー」 |
ネビッチョヌケモノ |
のけ者、仲間はずれ |
ネブイッチョー |
除け者、 おはじきの時重なったり付いたりした玉を「ねぶいっちょー ぬ けもの」といって遊戯前ニ除く |
ネンガネンジュウ |
ネンガラネンジュー 一年中何時でも、年中、 始終 |
ネンジン |
人参 |
ネンネコセー |
平口になったはんてん、 おぶいばんてん |
ネンネー |
あかんぼ(比喩的に) 「この子は何時までもねんねーで困ります」 |
ネンビャクネンジュー |
始終 |
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ノ |
の |
ノコ |
鋸(のこぎり) |
ノコ |
筍飯(たけのこごはん) |
ノシ |
酒代 |
ノシチェ |
やっつけてしまえ、 押し付けてしまえ |
ノジ |
親しい人の名前の頭をとってつける 「おい仙のじ、うまい事ないか」 |
ノソツク |
さまようこと、 うろつくこと |
ノソノソスル |
することがごく遅い、 無事に暮らすこともいう |
ノタクサ |
のろのろ、ノタクタとも言う(多摩地方の方言) |
ノタレジニ |
放浪のうちに飢え死ぬこと |
ノダツ |
人が出世すること、 家が繁盛する事 |
ノッカル |
乗る 「電車にのっかって来たんだ」 |
ノッケル |
乗せる 「棚の上に箱をのっけるんだから踏み台をとっておくれ」 |
ノッツソッツ |
ノリツソリツの音便、伸びたり反ったり 退屈して居ずまいを崩してる事 |
ノッペリ |
顔立ちは整っているが、きりっとした所のない容貌(男についていう) |
ノッポー |
ノッポともいう、 長身、背が高い セータカノッポ |
ノテ |
山の手の略、山の手を野暮なこととして比喩して言った |
ノドチンコ |
蓋垂(コウガイスイ)の俗称。 |
ノドワ |
喉首(のどくび)、 ノドックビとも言う |
ノノサマ |
ノンノサマとも言う、 月、神、仏 |
ノビチャウ |
へたばっる、まいってしまう |
ノホホン |
のん気な様 |
ノホーズナ |
やぼに大きな家 |
ノミテ |
飲酒家 |
ノミヌケ |
大酒のみ、 いくら飲んでもきりが無い |
ノミホーケル |
酒を飲む事に気を取られて、他の事をすっかり忘れる事 |
ノメズリコム |
のめり込む |
ノメノメ |
厚顔無恥な様 「あらずいぶん、のめのめしてるわね」 |
ノラクサ |
道楽者 |
ノラムスコ |
放蕩息子 ドラムスコ |
ノリウチ |
興行物の一座が、ある土地へ乗り込んで興行すること |
ノリジ |
乗り気 |
ノロイ |
愚かな、 女に甘い |
ノロクサ |
進み方がのろんのろとおそい様 |
ノロクサイ |
のろい |
ノロケ |
配偶者や恋人などについての自慢 「のろけるんじゃないよ」 |
ノロサク |
まぬけ、気の利かない人 |
ノンダクレ |
だらしのない酒飲み |
ノンベンダラリ |
ずるずると長引いて、何時になっても決まりがつかない様 |
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