言 葉 |
意 味 ・ 用 例 等 |
タ |
た |
ダイコ |
大根(だいこん) |
ダイコオロシ |
だいこんおろし |
ダイチ |
第一 |
タイテー |
ちっとやそっと 「たいてー心配したこっちゃない」 |
ダイドコ |
台所(だいどころ) |
タカアシ |
竹足、竹馬(多摩地方の方言) |
タカランチョ |
あげよう 「これ誰かにたからんちょ」 |
タク |
自分の夫 |
タクシコム |
まくり込む |
タケズッポー |
竹筒 |
タジレモノ |
気ちがいじみた人 |
タタク |
強く話す 「そんなうまい口をおたたきでない」 |
ダダッコ |
よくだだをこねる子。あまえてわがままをいう子 |
タタミコム |
多くの事柄を早口に喋る |
タチマエ |
金、手間 「あすこへ行ってもたちまえにはならねえんだが」 |
タッペ |
霜柱(多摩地方の方言) |
タナ |
店 |
タナガタ |
店の複数 「大きなたながたの旦那たちがよくお見えになります」 |
タナコ |
借家人 |
タナゾコ |
てのひら、たなごころ、たなうら(掌)「手の裏」 |
タナダテ |
立ち退き 「大家からたなだてを食ってね」 |
タナチン |
家賃 |
タヌキ |
タヌキ寝入り |
タネナシ |
だいなし |
タネハラワケタ |
同じ二親から生まれた 「たねはらわけた兄弟でありながら…」 |
タンマ |
遊戯の途中用事で休むこと、「タンコ」、「タンチ」ともいう |
ダマクラカス |
だます、なだめる |
ダモノ |
それだから |
ダンマリ |
黙劇、物を言わないで黙っていること |
タンビ |
度、 「台風のたんび水が出るよ」 |
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チ |
ち |
チーチーゼミ |
にいにい蝉(多摩地方の方言) |
チエン |
血縁(けつえん) |
チカシイ |
親しい(したしい) |
チットヤソット |
少しくらい 「ちっとやそっとじゃ何のたしにもなりゃしない」 |
チットバカ |
少しばかり、チットベーとも言う(多摩地方の方言) |
チャッカリ |
ぬけめのないさま、 がっちり 「ちゃっかりした人」 |
チャキチャキ |
嫡流、正統、生粋(キツスイ)、本場もの 「ちゃきちゃきの江戸っ子」 |
チャクイ |
ずるい 「チャックイ」ともいう |
チャブダイ |
食膳 |
チャコヤ |
飲食店、料理屋、待合 |
チャヤッパイリ |
茶屋通い |
チョーズバ |
お手洗い、厠 |
チョイチョイギ |
普段着と晴れ着との中間の着物 |
チョキガカリナ |
簡単な、あっさりした 「ひどくちょきがかりな挨拶でした」 |
チョコナント |
他から独立して座ったりする様 「小さい子がちょこなんとすわってる」 |
チラリパラリ |
ここに一つ、あそこに一つ 散在(多摩地方の方言) |
チリ |
ちり鍋 豆腐と白身魚を瀬戸物鍋で煮たもの |
チリッパ |
もっぱら 「ちりっぱひとつない」 |
チョンチョリン |
女の子が髪を結った様、「チョンチョリンしてかわいいね」 |
チンチン |
熱い事、「お茶がチンチンに熱い」 |
チンチンカモカモ |
男女のあいだできわめて仲のいい事 |
チンチンモガモガ |
子供達の片足遊び |
チント |
端然と座った様 「膝の上に手を重ねてちんと澄ましてる」 |
チント |
整然と秩序立っている 「机の上までちんと片付いている」 |
チンバラヲタツ |
腹を立てる(多摩地方の方言) |
チンモチ |
賃銭を取って餅をつくこと またその餅 |
チンボコ |
陰茎の幼児語 |
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ツ |
つ |
ツージ |
便通 |
ツイエ |
従費 「そんなことはついえだから、およしなさい」 |
ツイシテ |
うっかり、予期しないで 「ついしてこうなってしまったもんですから」 |
ツオイ |
強い |
ツカイデ |
使ってなかなか減らない程の分量 「つかいでがある」 |
ツカイモノ |
贈り物 |
ツカウ |
弁当を食べる事 「弁当をつかう」 |
ツキアウ |
連れだって相手になる 「ラーメンでもつきあわないか」 |
ツキトスッポン |
月と鼈(月とスッポン)は丸いところは同じだが、全くかけはなれている ところから、 二つのものの間に非常に差のあることのたとえ。 |
ツクイモ |
ツクネイモ(多摩地方の方言) |
ツクシンボウ |
つくし |
ツケ |
縁起 「朝から今日はつけが悪い」 |
ツケ |
月末の請求書、書きつけ |
ツケ |
芝居で幕の開閉または俳優の挙動などの合図に打つ拍子木 |
ツケアゲ |
天ぷら(多摩地方の方言) |
ズケズケ |
なんでも遠慮なしにいう様 |
ツッカカル |
文句をいう 「何だってそんなにおっかさんにつっかかるのさ」 |
ツッカケ |
いきなり、突然に行く事 「つっかけに行くと留守を食うよ」 |
ツッカケル |
ひっかける 「足の先にちょっと草履をつっかけて…」 |
ツッキル |
横切る |
ツックルメル |
総括する 「善い事も悪い事もつっくるめて見なきゃならない」 |
ツッケンドン |
じゃけん、とげとげしい 「つっけんどんな口のききようをする」 |
ツッタツ |
まっすぐに立つ、何もしないでただ立つ |
ツッパナス |
今まで支えていた物を急に離す |
ツップス |
うつむきに伏す |
ツバキ |
唾 |
ツボ |
まと、要点 「いうことがつぼをはずれている」 |
ツモジ |
旋毛(つむじ) |
ツラアテ |
憎いと思う人の面前で故意にあてこすりをすること、あてつけ |
ツラッパジネー |
鉄面皮 恥を恥とも感じないこと |
ツンケン |
甚だしく邪慳なこと 「お前がつんけんするから、怒っちまったろ」 |
ツンツルテン |
着物の寸法が短い事 |
ツンツン |
無愛想、人がものをいっても挨拶しないような場合 |
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テ |
て |
〜デ |
分量が充分でなかなかなくならないこと 「食いでがある」 |
テーゲー |
大概(たいがい) |
デーク |
大工 |
テーシ |
亭主 |
デイリ |
ごたごた、もめごと 「私の方にも、いろいろでいりがありまして」 |
テアイ |
人たち |
デカイツラ |
威張っている様 「大家がでかいつらしやがって」 |
テク |
乗り物に乗らずに歩く事 洒落て「テクシー」とも「テクル」ともいう |
テグルマ |
人の引く荷車 |
テコズル |
処置に困る、 もてあます。閉口する |
デコスケ |
凸助(でこすけ) 額(おでこ)の出た人をあざけっていう。
また、人をののしっていう時もつかう。 でこぼこやろう |
テショー |
悪事の証拠(手証) 「少してしょーをみたから、出入り禁止だ」 |
テショウ |
小皿 |
テズマ |
手品 |
テズマサキ |
手の先 「こう寒さが厳しいとてずまさきまで冷えちまう」 |
デダンス |
茶箪笥 |
テノゴイ |
手拭(てぬぐい) テノグイとも言う |
デッカイ |
大きい意の俗語。甚だしい。でかい |
テックビ |
手首 |
デックワス |
出逢う、行き違う |
テッポーバナ |
釣鐘草(多摩地方の方言) |
テッポーマキ |
海苔巻き寿司、干瓢を巻いたもの |
テナグサミ |
博打(ばくち) |
テバシッコイ |
手先の動きの敏捷な、 家事や事務などに対して万事敏捷な様子 |
テブラ |
他家を訪問する際手土産を持たない事 |
デレスケ |
好色漢 |
デレリボーット |
無意識な様 「ただもう、でれりぼーっとしてこんなとこへ来ちまった」 |
テレル |
はにかむ、 きまり悪がる 「ほめられててれる」 |
テマエカン |
自分勝手の推察 「あいつらはてまえかんばかりで物を言っている」 |
デン |
やり方、流儀 「今度はもう、いつものでんには行きませんぜ」 |
テンカバレ |
日本晴れ |
テンカラ |
まるで、頭で、全く、初めから 「てんからとりあわないんだ」 |
テングラマングラ |
虚言、妄語(多摩地方の方言) |
テンコシャンコ |
食い違い、行き違い、だめ 「てんこしゃんこになる」 |
テンデ |
まるで、全く 「あれじゃ段違いで、てんで勝負にならん」 |
テンデニ |
各自、めいめいに 「テンデンニ」ともいう |
テンテン |
手拭(てぬぐい) |
テンヤモノ |
飲食店から取り寄せた食べ物、 手料理のお惣菜に対していう |
テンヤワンヤ |
ごたごた、とりこみ |
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ト |
と |
トアミ |
鳥網(とりあみ)、投網のことも現在では言う |
ドーグヤ |
古物商 |
トーテキ |
立ち所、即座の 「とーてきに死ぬ」即死 (多摩地方の方言) |
トーナス |
南瓜(かぼちゃ) |
トーセンバッコ |
通行停止(多摩地方の方言) |
トーッパシリ |
遠くへ出かける事 |
トーブツヤ |
洋品店 |
トーヘンボク |
分からずや 「なにをいってやがんだい、このとーへんぼくめ」 |
トーライモノ |
到来者、 よそから手土産として貰ったもの |
トーリョー |
大工の頭、 普通の大工でも相対して呼ぶ時 |
トキノヒョーリ |
その時のはずみ 「ときのひょーりで、しょうがないやね」 |
トクイバ |
得意先 |
トゲトゲ |
いくつも並んでいる棘 「バラにはとげとげがあるんで、気をつけな」 |
トコヲトル |
蒲団を敷く |
トコトン |
踊舞 「あの芸者はとことんが得意だ」 |
トコトン |
どんぞこ |
トコロ |
ほど、辺 「など」の意味 「ついでに、肴のところもみつくろって…」 |
ドサ |
警官、刑事などに踏み込まれること |
ドザエモン |
水死人 |
トシ |
年老いた事 「何にいたしましても、もうとしですから…」 |
トシマ |
二十五、六の女 既婚、未婚にかかわらない |
トタンニ |
その瞬間に |
トチッコ |
その土地で生まれ育った者 「俺あこうみえても銀座のとちっこだあ」 |
トチル |
舞台でうろたえてせりふ・しぐさをまちがえる、転じて、やりそこなう事 |
トッカエニ |
ひきかえに |
トッカエヒッカエ |
始終かえること、 入れ代わり立ち代わり |
トッカカリ |
きっかけ、とりかかり 「それがそもそものとっかかりです」 |
トックリ |
相手が納得するまで丁寧に話すこと、考えさせる事 「とっくりと…」 |
トックリ |
徳利 |
トッコ |
本気にすること、まじめにとって怒ること 「そうとっこに取られちゃ…」 |
トッチガエル |
取り違える |
トッチメル |
責めなじる、 やっつける |
トッツキ |
仕事のかかり始め、 一番手前、 初め頃、 初旬 |
トッツク |
たかる 「犬なんか相手にしていると蚤にとっつかれるよ」 |
トッツク |
憑(ヨ)りつく、たたりつく、のりうつる 「狐にとっつかれるよ」 |
トッツク |
職業につく 「何にでもとっついて一生懸命やってなきゃいけない」 |
トッツァン |
相当の年配の男に対する呼びかけの言葉 |
トットト |
急ぎ去る様 |
トッパナ |
最初、 はじっこ 「とっぱなからしくじった」 |
トッピャクニン |
十人も百人も 「あれは、いろがとっぴゃくにんもあるという男だ」 |
トッピョーシモナイ |
途方もない、 拍子が抜けてその場に甚だ不相応な |
ドテ |
魚肉の大きな切り身 |
トテツモナイ |
途方もない、 非常な |
トノガタ |
男子、 これに対して女子は「ゴフジン」 |
トバクチ |
入り口や物事の初めの事、「そこのトバクチに置いてあるだろ」 |
トバッチリ |
トバチリの促音化。傍にいて水しぶきを受ける意から) 傍にいて禍の かかること。巻添え。「とばっちりを受ける」 |
トブ |
走る、 駆ける 「とんで来た」 |
ドブ |
下水溝 |
ドブサライ |
下水掃除人 |
ドブッカワ |
どぶ川、 下水溝が集まって小川ほどの大きさになったもの |
トボツク |
心中にこだわりがあり、態度がはっきりしない 「とぼついちまってる」 |
トムネ |
心、 思い 「とむねをつく」びっくりするの意味 |
トリダカ |
収入額 |
トリツヅク |
維持される 「うちは女ばっかりの力でとりつづいているんだから…」 |
トリナス |
とりつくろう 「叔父さんにとりなして貰ってやっと助かった」 |
トリナリ |
風采、 外観 「うつくしげなる当世男のとりなりしどけなく」 |
トリノコ |
鳥の子餅、祝儀用の卵形をした紅白の餅 |
トル |
爪を切る 「爪をとるんだから鋏を貸してよ」 |
トロットスル |
ちょっと一眠りする |
トロロジル |
とろろ |
ドロン |
逃亡、 かけおち 「どろんをきめこむ」 |
トロンコ |
酒に酔って目の色の鈍い様「大分目つきがとろんこになって来たね」 |
ドロンコ |
泥 「どろんこをこねて遊んでる」 |
ドロンコ |
泥だらけ 「道に転んでどろんこになっちゃった」 |
トンガル |
穏やかでない態度で相手につっかかる事、 「トンガリ」とんがる人 |
トンダ |
甚だしい 「とんだご厄介になります」 |
トンダ |
不慮の 「お父さんがおなくなりですか。そりゃあとんだこってしたね」 |
トンダコト |
いたみいった挨拶を受けた時の返事「どういたしまして」という程の意 |
ドンナコト |
非常に珍しい事 「どんなことでもあるかのように喜んでやがる」 |
トンビアシ |
座っていて腰の下に足が揃わないで、両側へ開いて出るもの」 |
ドンブリ |
腹前掛けのかくし(ポケット) |
トンボガクラム |
目がくらむ 「こっちはもう、とんぼがくらんでるから、分かりゃしない」 |
ドン |
午砲(正午を知らせるために空砲を発したもの) |
トンガル |
尖る(とがる) |
ドンドンヤキ |
太鼓焼き、 巴焼き、 今川焼き |
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